- ドローンの練習場所で困っている
- 自宅でドローンの練習できるの?
- 自宅でのドローン練習のメニューを知りたい
「もっと手軽にドローンの練習したい」と思った経験はないですか?
航空法の改定や地方自治体のルールで自由にドローンを飛ばせる場所が減ってきました。
ドローン練習のために練習場を借りて、お金を払って練習していたら、お財布も苦しくなっちゃいますよね
この記事では、「自宅でもできるドローンの練習方法」を紹介します。
地味な練習ではありますが、操縦技術をあげる為には、有効的な選択肢です。
著者も自宅で練習することで操縦技術を磨きました。
ドローン仲間や、知り合いのインストラクターから「お上手ですね」とお褒めの言葉をもらえました。
基礎技術ももちろんですが、国家試験対策の練習にもなるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ドローンは自宅練習でも上達できる
ドローンの操縦技術を向上させるためには、定期的な練習が不可欠です。
外に頻繁に飛ばしにいけない人は、コツコツ自宅練習するしかありません。
スポーツも勉強もレベルを上げるには、毎日の取り組みが大切ですよね?
自宅の中であれば、航空法を気にする必要はありません。
ここでは自宅練習でも技術を磨ける下記3つのポイント
- 自宅で行えるドローンの練習方法
- 意識すべきポイント
- 自宅練習メニュー
について解説します。
自宅でドローン練習する時の注意点は?
自宅でのドローン練習は、ドローンの基本操作に慣れることから始めましょう。
練習用ドローンとして、小型のトイドローンがおすすめです。
リビングやあなたの部屋など、限られたスペースでの室内練習は、
- 人やペット
- 家具
- 壁
上記にぶつからないように注意し、練習しましょう。
ドローンのプロペラは高速で回転しているので、プロペラがぶつかるだけでも怪我や破損に繋がります。
ドローンを外で飛ばす場合、事故を起こすと国土交通大臣への報告など厄介な対応が必要です。
最悪の場合、逮捕に繋がりますので、自宅内でもドローンを衝突させない安全なフライトを意識してください。
室内で豪快な飛ばし方をすると、悲惨なことになるよ
自宅内での練習メニュー
自宅で行える練習メニューは以下の通りです。
- ピルエットホバリング練習
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ドローンを一定の高さで静止させて左右に回転させる練習。
安定性に加えて、操作感覚を養えます。
ピルエットホバリング練習は飛行スペースが限られた自宅練習でも最適です。
ドローンの国家資格試験の実技でも登場します。おな
- スクエア飛行
-
前後左右にドローンを移動させます。四角形を描くイメージです。
床に目標を置いて、綺麗な四角形を描けるように練習しましょう。
- 8の字飛行
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ドローンを使って8の字を描きます。
最初は丸い8の字はできなくでも問題ないです。
前に進む練習と、ドローンの方法を変える練習が両方できます。
8の字の交差する点はぶれないように練習してください
これらの自宅で、できる練習メニューはドローンの国家試験の実地試験の内容を意識しています。
自宅の練習でも、窓を開けたり、扇風機を使ったりして風が吹く環境を作る
自宅練習で練習で意識するポイント
自宅でのドローン練習では以下のポイントを意識しましょう。
- ゆっくり丁寧に操作する
- ドローンを同じ場所で止める
- 安全の意識
- 繰り返し練習
ゆっくり丁寧に操作する
ドローンの操作で、ゆっくり移動させることはとても重要です。
早い移動は操作スティックを倒せば、簡単にできます。
ドローン操作では、緻密な操作が求められています。
慌てず、ゆっくりドローンを操縦しましょう!
ドローンを同じ場所で止める
ドローンを止める場所も意識しましょう。
車も停止線があったら、停止線を意識して止めますよね?
ドローンも毎回、止める場所を意識しましょう。
思ったところに止めれる感覚がないと、衝突の原因にも繋がります。
安全への意識
安全への意識は、ドローンを操作時には常に必要です。
この記事を読んでいる人は、外でドローンを飛ばす人や、国家試験合格め目指している人や、仕事にしたい人も多いと思います。
安全への意識は常に持ちましょう。
習慣化されて、外で飛ばす時も同じ感覚を持ってドローンを飛ばせるようになります。
室内でもドローンを飛ばす前には下記を確認してください。
- 周りに人がいないか?
- ぶつかってはいけないものは無いか?
- バッテリーは問題ないか?
- などなど
繰り返し練習
毎日、少しの時間でも繰り返し練習で上達に近づけます。
ドローンの練習を頭で理解するのでなく、体で覚えさせるイメージです。
操作自体は難しくないです。
ミスのない操作が重要になります。
どんな状態のドローンも、あなたの思い通りに操作できるまで、コツコツ練習をしていきましょう。
一番してはいけない操作は、自分が思っている方向と逆にドローンを動かしてしまうことです。
ドローン操作の基本
ドローンを操るためには、コントローラーのスティック操作に慣れることが非常に重要です。
ドローンのコントローラーを「プロポ 」と呼びます
モード2のスティック操作を基に、
- 左右移動
- 上下移動
- 8の字移動
- ノーズインサークル
上記の基本操作技術について解説します。
モード2とは?
そもそもモード2とは何かについて説明します。
モード2は、多くのドローンで使用されるスティック操作の標準的な設定です。
このモードでは、左右のスティックが異なる機能を担っています。
- 左スティック(上下移動・左右への回転)
-
左スティックを上下に動かすことで、ドローンの高度が変わります。
スティックを上に動かすとドローンは上昇。下に動かすと下降
この操作はドローンの離陸や着陸時に仕様するだけでなく、ドローンの高度を変えたい時に使います。
左スティックを左右に動かすことで、ドローンが左または右に旋回します。
これにより、ドローンの向きを変更することができます。
- 右スティック(前後左右の移動 )
-
右スティックを前後左右に動かすことで、ドローンが対応する方向に移動します。
スティックを前に倒すと前進、後ろに倒すと後退。
右に倒すと右に移動し、左に倒すと左に移動。
この操作は、ドローンの基本的な移動に使います。
モード2のスティック操作を理解して練習すると、効果的な練習ができるので、意識して練習しましょう。
左スティックと右スティックの操作を同時に行い、両ステックの動きを連動させることが、上級の飛行技術を身に付ける鍵となります。
左右移動
左右移動は、右スティックを左右に動かすと実行されます。
- 右スティックを右に倒すとドローンは右
- 右ステッックを左に倒すとドローンは左
この操作をマスターすることで、障害物を避けながらの飛行や、特定の対象の周囲を円滑に移動することが可能になります。
練習では、ドローンを安定させた状態でゆっくりと左右に移動させ、コントロールの精度を高めていきます。
ドローンの前後が入れ替わっていると逆に動くので、ドローンの進行方向を常に意識が必要です。
上下移動
ドローンの上下移動は、左スティックを上下に動かすことで制御します。
- 左スティックを上に倒すとドローンは上昇
- 右スティックを下に倒すとドローンは下降
特に離陸や着陸の際に重要で、ドローンの高度制御を習得するための基本操作です。
ドローンの高度を少しずつ変えながら慎重に操作し、安定した飛行ができるようになることが目標です。
自宅で練習する時は、天井にぶつけないように気をつけてください
8の字移動
8の字移動は、ドローンを「8」の字型に操作する高度な技術です。
この操作では、右スティックを使って前進、後退、左右移動を組み合わせ、同時に左スティックでドローンの向きを調整します。
初心者はまずゆっくりとした動きで「8」の字を描き、徐々に速度を上げていくことが推奨されます。
初めのうちは、四角形→五角形→六角形→八角形を意識して、
少しずつ円に近づけていきましょう!
ノーズインサークル
ノーズインサークルは、ドローンの前面(ノーズ)を常に中心に向けたまま円を描くように飛ばす技術。
この操作は、右スティックで前後左右の移動を制御しながら、左スティックでドローンの向きを微調整することがポイントです。
円を小さく始めて徐々に大きくすることで、より正確なコントロールを習得できます。
ドローンの練習目的は、かっこいい空撮映像を撮れるようになる為には必要不可欠です。
このノーズインサークルは、空撮技術でも役に立ちます。
自宅練習に最適なドローン
ドローンの操縦技術を上げるには、自宅での練習も重要です。
自宅内では空撮用のドローンで飛ばすのはおすすめできません。
自宅で練習する時は、トイドローンがおすすめです。
「トイドローンは軽くて不安定では?」と思う人もいると思います。
この不安定さが操作技術向上に貢献してくれます。
練習用ドローンを 選ぶときのポイント
自宅での練習に適したドローンを選ぶ際に考慮すべきポイントは下記の4つです。
- ①サイズと重量
-
自宅のスペースに合わせて、コンパクトで軽量なモデルを選びましょう。
小型のドローンは室内でも扱いやすく、安全な練習に役立ちます。
軽いと不安定にもなるが、ぶつかってもダメージが少なく済むから安心です。
- ②操作の簡便性
-
簡単なリモコン操作や基本的なフライト機能を備えたドローンを選ぶと、練習がより効果的になります。
スマホで操作するものや、プロポがついてくるものあります。
プロポがついているドローンの方が練習しやすいです。
プロポを持って操作をイメージするだけでも、トレーニングになります。
- ③耐久性
-
室内での使用を考慮して、耐衝撃性の高い素材で作られたドローンを選ぶことが望ましいです。
プロペラガードが最初からついているドローンとそうでないドローンが販売されています。
取り外し可能なプロペラガードだと、壁などにぶつかると外れるので、プロペラガードは取り外しができないドローンの方が耐久性が高い印象です。
- ④価格
-
初心者向けのモデルは手頃な価格で提供されています。
練習用途に応じて必要な機能を持つモデルを選ぶことが重要です。
最も安いタイプのトイドローンは、カメラがついていないタイプ。
練習用のドローンであれば、カメラは不要でもいいと思います。
ただ空撮技術を向上させてたい思いがある人は練習用でもカメラはついていた方が良いでしょう。
おすすめドローン
ここで紹介するドローンは、あくまでも自宅練習でおすすめなドローンです。
自宅での練習用なので、価格面、安全面、飛行時間、を重視して選びました。
もちろんAmazonやYahoo!ショッピングでも簡単に購入できます。
Holy Stone HS210
最新の6軸ジャイロ飛行制御システムと2.4GHzの無線制御技術により、どんな状況下でもドローンは優れた安定性を保ちます。
もちろんGPSで位置情報を把握しているわけではないので、扇風機の風などを当てるとすぐに流されます。
ある程度、不安定な状況でも思い通りの操作ができることが重要です。
価格も5000円を切って、バッテリーも3つ付いています。
Amazonで販売していますので、練習機であれば、コストパフォーマンス優秀な機体です。
さらにこのドローンの軽量かつ丈夫な設計は、安全な飛行を可能にします。
わずか24.8gの軽い機体でありながら、360°の抗衝撃設計により、家具や壁、さらにはお子様やペットと同じ空間での使用でも安心です。
価格が安い反面、カメラがついていないので、空撮の練習には向いていないです。
操作技術の向上だけを目指したい人は、おすすめのドローンです。
Holy Stone HS420
上記で紹介したドローンと基本的な性能は変わりません。
できることが違います。
スマホと連動させて、スマホの傾きに反応して、ドローンが動きます。
コントローラー不要でドローンの操縦可能が可能です。
さらに2段階のスピードの調整ができるドローン。
練習して操作技術の向上に観点から考えると、不要な機能が多い印象があります。
カメラがついているので、空撮の練習したい人は、おすすめな一台です。
DJI Tello
DJI機で揃えたい人は、DJIからもトイドローンが発売されています。
AIrシリーズやMavicシリーズのように、GPSで飛行位置が制御されていません。
その為、DJIの推奨でも風のない屋外となっております。
またプログラミンで飛行も可能なので、ドローンでのプログラミングを視野に入れている人はおすすめなドローンです。
もちろん、カメラも搭載されており、このドローンで4K動画の撮影も可能。
綺麗な画質で、空撮動画が撮影できます。
ただ軽量でGPSでの制御がついていないので、風が強い屋外で飛ばすのは困難と言えるでしょう。
あくまでも練習用のドローンですね。
自宅練習の後は、外でドローンを飛ばそう!
自宅での練習を積んだ後、外でのドローン飛行。スキル向上の新たなステージです。
外でのドローンの操縦は、技術の向上だけでなく、今まで見たことのない新しい視点と創造的な可能性を感じさせてくれます。
外でドローンを飛ばす為には、最低でも下記の3つを理解する必要があります。
- ドローンを飛ばせる場所を考える
- ドローンのルールを確認しよう
- 外で飛ばせるドローンを用意しよう
ドローンを飛ばせる場所を考える
外でのドローン飛行において、ドローンが飛ばせる最適な場所の選定は重要な第一歩です。
海辺、山間部など、壮大な自然の中での飛行は、ただ単にスキルを磨くだけでなく、圧倒的な景色を楽しむ機会を提供します。
安全かつ法律を遵守するために、事前に地域の規制を確認し、許可された場所で飛行させる必要があります。
許可された場所でドローンを飛ばすためにも、土地の管理者に許可が必要です。
逆の立場で考えると、知らない人が自分の土地でドローンを飛ばしていると嫌に感じませんか?
飛行許可をとってから、飛ばす側も安心してドローンを楽しめます。
ドローンのルールを確認しよう
ドローン飛行のルールを遵守は、自分自身だけでなく、周囲の安全を守るためにも不可欠。
飛行高度の制限や目視外での操作がルールに含まており、ドローンを自由に飛ばすにも知識の取得が必須と言えるでしょう。
ルールに慣れていない人は、スクールへの入学・コミュニティーへの所属をおすすめします。
ドローンのルールを遵守することで、ドローン飛行はより安全で楽しい体験となるでしょう。
ドローンはこれからも発展する産業と言われています。
より発展するには、ドローンに携わる人がルールをしっかり守る必要があります。
ドローンに対して、不安視している一般の人も多いの事実です。
外で飛ばせるドローンを用意しよう
屋外でのドローン飛行では、ある程度の強風や天候の変化に対応できる高性能なドローンが求められます。
高い飛行安定性を備え、長時間のバッテリーを持つドローンは、外での冒険に最適です。
GPS機能付きのモデルは、迷った時の自動帰還や位置追跡に役立ちます。
また、高品質なカメラを備えたドローンは、美しい風景を捉え、思い出に残る映像を作成するのに最適です。
もちろんドローンを購入するためには、ある程度の費用が必要です。
高い性能を持ったドローンを購入すると最低でも、10万円は必要になります。
そこでおすすめなのが、「ドローンレンタル」です。
レンタルであれば、借りる時にお金を払えば良いだけです。
ドローンに大きな投資をする必要もありません。
高価なドローンを購入すると、「やっぱ、辞めた」と簡単に戻れません。
ドローンをレンタルしてから、購入を検討するだけでも、十分に遅くはないです。
おすすめドローンのレンタルサービスの記事はこちらから
ドローンの自宅練習方法のまとめ
ドローンの操作技術は、自宅の練習でも向上できます。
外で飛ばす感覚とは違いますが、操作感覚を養うには十分な方法です。。
外で飛ばす時も、操作ミスを極限まで無くすには練習も必要です。
あなたがイメージ通りにドローンを操れるようになるには、少しの時間でも良いので毎日練習が必要です。
バッテリーの兼ね合いもあるので1時間の練習も入りません。
10分〜15分でも十分だと思います。
自分のイメージ通りに飛ばせることがとても重要です。
イメージ通りに飛ばせるようになってから、空撮テクニックなどを理解しても全く遅くないです。
逆に操作の基礎がない状態で、空撮テクニックを磨いても全く良い動画は取れません。
実際に著者自身がそうでした。
国家試験の合格のために、本格的に練習してから、ドローンの操作がとても面白く感じるようになりました。
ドローンの練習で困っている人に役に立てれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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