- ドローンレンタルセンターはどんな会社?
- ドローンレンタルセンターで何がレンタルできる?
- ドローンレンタルセンターで借りるメリットは?
会社名の通り、ドローンをレンタルできる会社です。
他のレンタル会社とどのように違うのか、比較、徹底分析をしてみました。
結論として、これからドローン国家資格の実地試験の合格に向けて、自主練を増やしたい人におすすめの会社です。
理由は、数少ないMavic3 Classicをレンタルしている会社だからです。
Mini 4 Proを借りたい人は、別のレンタルサービスをおすすめします。
その他にドローンを借りる方法や、レンタルできるドローンなども紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでください。
Mavic3 Classic以外のメリットやデメリットも紹介します。かなり良いレンタルサービスだと感じました!
ドローンレンタルセンターはどんな会社?
ドローンレンタルセンターは株式会社メディアリースによって運営されています。
メディアリースは、主にポストプロダクション業務を行っている会社です。
ポストプロダクションとは?
ポストプロダクション(post-production)は、映像制作の最終段階を指す言葉で、撮影が終わった後に行われる作業のことを意味します。
この段階では、編集、色調整、音声の追加や調整、特殊効果の追加など、映像作品を完成形にするための様々なプロセスが含まれます。
ポストプロダクションは映画、テレビ番組、CM、ミュージックビデオなど、幅広い映像作品にとって重要な工程です。
映像制作に関わっている会社ですので、空撮ができるドローンについても知識を持っています。
その他にも、撮影、写真、舞台照明、ゲーミングPC、水中ドローンのレンタルも行っているのでレンタル業をノウハウもしっかり持っています。
加えてドローンレンタルセンターは、撮影機材やドローンのレンタルだけでなく、空中ドローン教習所というドローンスクールを運営しています。
レンタルする側としては、ドローンを知っている会社から安心してドローンを借りたいと思いませんか?
スクールも運営しているので、ドローンに関連する法律やルールをしっかり守ってドローンを飛ばしている印象を受けて安心感に繋がりますね。
ドローン初心者でも不明点なども答えてくれそう
レンタルできるドローン
Air3 | Mini 3 Pro | Mavic 3 Classic | |
---|---|---|---|
重量 | 720g | 249g | 895g |
飛行時間 | 最大46分 | 34分 | 最大46分 |
カメラ | 48MP (メインカメラ) | 48MP | 20MP |
障害物 センサー | 全方向障害物検知 | 前方/後方/下方 3方向障害物検知 | 全方向障害物検知 |
販売価格 | 165,000円 | 79,750円 | 179,300円 (参考価格) |
レンタル 価格 | 8,910円 (2泊3日) | 6,900円 (2泊3日) | 14,500円 (2泊3日) |
上記の以外にも、Mavicシリーズのレンタルも可能です。
さらに、Inspire 3もレンタルできちゃいます。約200万円近いドローンが、59,000円からレンタルできます。
約200万円のドローンを飛ばしてみたいですが、違う恐怖がありますね
レンタル料金とは、別の送料がかかるので注意が必要です。
ほかのドローンレンタルサービス会社と価格を比較
他のドローンレンタル会社と価格を比べてみましょう。
ドローンレンタルサービスも扱っていて、他の会社でもよく扱われているDJIの「Mini 3 Pro」を比較します。
会社名 | 料金(2泊3日) |
---|---|
ドローンレンタルサービス | 7,590円 |
ドロサツ | 7,180円 |
ドローンレンタルネット | 10,500円 |
ここでは、料金だけを目安として簡単に比較しました。
他にオプション内容や、付属品の違い、保険内容、送料の扱いも違ってくるので、安い料金の会社が一番良いわけではないです。
ただ、良心的な価格設定であることは間違いないです。
Mini3シリーズはドローンに慣れていない人も手軽にも、クオリティ高く空撮できるドローンなので、初心者の人でも使えるレンタルサービスだとわかります。
ドローンレンタルセンターでドローンを借りる方法
ドローンレンタルセンターで、ドローンを借りる場合は、会員登録を行い、審査が終わってから注文が可能になります。
ここでは会員登録から、注文までの一連の流れを紹介します。
画像のように会員登録は初めてのお客様はタップすると、「個人のお客様」「企業のお客様」とメニューがでてきます。
著者は個人でレンタルを考えているので、個人を登録します
まずは利用規約を確認しましょう。万が一に使える保険の適用にも関わってくるので重要です。
ドローンレンタルセンターの利用規約の確認はこちらから
本規約に同意し、これを遵守することをお約束いただける方のみ、本サービスを利用することができます
利用規約 冒頭より
利用規約の冒頭にも上記の記載があるので、確実に確認してください。
ここでは住所やメールアドレス、電話番号などを登録します。
ドローンレンタルセンターは借りる人の電話番号だけなく、勤務先や自宅の電話番号または親族の電話番号を緊急連絡先として入力が必要です。
登録したメールアドレスに、本人確認書類登録の案内がくるのでメールに従って、本人確認書類を登録しましょう。
本人確認書類として使用できるものは、ドローンレンタルセンターHPにも掲載されています。
注意点としては、2種類のうち1点は顔写真付きの書類が必要です。
運転免許証と、健康保険証が一番無難だと思います。
本人確認書類のアップロードが終わったあとは、入会審査の結果を待ちます。
ここでは、借りる側は結果を待つだけです。
会員登録完了のメールが届きますので、その後にドローンがレンタルできるようになります。
ドローンレンタルセンターでドローンをレンタルするメリット
ドローンレンタルセンターでドローンをレンタルするメリットを紹介します。
他のレンタルサービスと比べて、ドローンレンタルサービスが優れている点を紹介するので必見の内容です。
レンタル期間にゆとりがある
利用日の翌日12時までに返却手続きすれば問題なしです。
まだレンタルする機体も、前日に届きますので、準備にもゆとりが持てます。
他のレンタルサービスですと、利用日の最終日夕方に返却手配が必要な会社もあります。
返却の予定も入れると最終日のスケジュールが慌ただしくなりますが、
ドローンレンタルセンターで借りた場合は、全く慌てる必要がないです。
さらに予約画面でも、スケジュールがわかりやすく記載されているので、安心してレンタルができます。
ドローン国家試験対応の機体が借りれる
現在、ドローン国家試験で使われている機体は、Mavic3 Classic
10月ごろは、Phantomシリーズを試験機に使っている会場もありました。
無人航空機操縦士試験の試験日程を確認すると、試験機を確認できますが、著者が確認できた会場では全てMavic3 Classicでした。
▶︎ 【参考資料】無人航空機操縦士試験 試験日程(実地試験・身体検査)
Phantomシリーズが借りれるレンタルサービス会社はよく見かけますが、Mavic3 Classicを借りれる会社は少ない印象です。
国家試験の合格を目指している人にはおすすめのレンタルサービスです。
試験機で練習をして、試験を向けるのは非常に大きなメリットになりますね
配送日2営業日前はキャンセル料がなし
ドローンレンタルネットは早めのキャンセルでキャンセル料が発生しません。
もちろん発生しない条件はあります。
利用規約を確認すると、発送日の2営業日前までのキャンセル料はありません。
今回、Mavic3 Classicをレンタルすると想定します。
- 今回のフライト日は、12月10日を予定。
- 利用日を確認する画面では、発送日が12月7日となっています。
- 営業2日前は、12月5日です。
ほぼ直近のキャンセルでもキャンセル料なしで対応してもらえるのは非常にありがたいですね。
営業日とは
企業が通常業務を行っている日のことを指します。
これには、顧客へのサービス提供、商品の販売、事務作業など、その企業の主な活動が含まれます。
一般的に、営業日は平日(月曜日から金曜日)を基本としますが、業種や会社の方針によって、土日や祝日も営業している場合があります。
逆に、国民の祝日、年末年始など、特定の日は非営業日として休業することが一般的です。
ドローンのフライトは、天候や、飛行地の許可にも左右されるので、天候が悪いとわかっていればキャンセルできますね。
利用者の立場からすると、こんなにフレキシブルなサービスは、次も利用したくなりますよね。
追加料金なしで損害賠償責任保険がついてくる
申し込み不要で、賠償責任保険がレンタル機についてきます。
万が一、ドローンの事故や墜落で人や建物や車などにぶつかり、怪我や損壊に繋がったとしても安心です。
事故の規模によりますが、免責金額は50,000円です。
もちろん、事故や墜落が起きないようにドローンのフライトを行うべきですが、想定外のことも十分に起きえます。
想定外に対しても保険があると安心して、レンタルできますね。
ドローンレンタルセンターでドローンを借りるデメリット
続いてはドローンレンタルセンターがほかの会社より不便に感じる点は、サイト上に記載されている情報の勘違いしやすい部分を紹介します。
- 本人確認書類は2点必要
- 送料は発生する
- カメラフィルターは別途レンタル
本人確認書類は2点必要
ドローンレンタルセンターでは、会員登録する時に、2種類の本人確認書類の提示を求められます。
様々なドローンレンタル会社を見てきましたが、本人確認書類を2種類求めてくる会社は少ないです。
加えて、緊急連絡先の登録が必要になります。
少し厳しい印象がありますが、レンタルする側としては、大切な機体を貸し出して、行方がわからなくなる事を防ぎたい思いもあると思います。
他のレンタルサービスでは、本人確認書類の提出が不要だったりする会社もあります。
ただドローンを健全な利用に使う人であれば、本人確認書類の提出は問題でしょう。
送料が発生します。
ドローンレンタルセンターでは、機体のレンタル料の他に、配送料が発生します。
これはマイページを作成して、個人情報を登録するまで、わかりませんでした。
画像のように、
- 商品代金合計
- 配送料
この2つが合計金額の内訳として、提示されます
パッと見た金額はどのレンタルサービス会社よりも安い設定です。
しかし、送料が別になっている点が少しわかりにくいと感じました。
カメラフィルターは別途レンタル必要
ドローンのカメラもNDフィルーを交換して明るさの調整ができます。
ただドローンレンタルセンターでドローンを借りる場合は、機体のレンタルとは別に手配が必要です。
一眼レフカメラよりも劣りますが、ドローンでも高画質な画像や映像を撮れます。
より綺麗に被写体を撮影するには、光の調整なども必要になります。
光の調整に使うのが、NDフイルターです。
NDフィルターとは
NDフィルターとは、「Neutral Density」の略で、「中立密度フィルター」とも呼ばれます。このフィルターの役割は、カメラに入る光の量を減らすことです。つまり、カメラのレンズにサングラスをかけるようなものと考えていただければ分かりやすいです。
普通、カメラで写真を撮る時、光が強すぎると写真が白く飛んでしまい、細かい部分が見えなくなります。特に晴れた日の屋外や雪山などでは、この問題がよく起こります。NDフィルターを使うことで、この強い光を和らげ、カメラが捉えることができる適切な光量に調整できます。
天候がよく太陽の日差しが強い時になどに、NDフィルターを使って調整しますが、フィルターがないとなると調整ができないので、せっかくレンタルしたにも関わらず残念な仕上がりになります。
ドローンレンタルセンターでドローンを借りる時は忘れずにNDフィルターの手配をしましょう。
NDフィルターもセットでレンタルしたい人はこちらのサービスも参考にしてください。
利用規約の注意点
利用規約の注意点を抜粋して紹介します。利用規約の内容は理解が必要です。
利用規約の中で特に注意が必要な点を紹介します。
ドローンレンタルセンターの利用を検討している人も、必ず確認してください。
ドローンに関する守るべきルール
利用規約
- 日中(日出から日没まで)に飛行させること
- 目視(直接肉眼による)範囲内で機体とその周囲を常時監視して飛行させること
- 人(第三者)や物件(第三者の建物、自動車等)との間に30メートル以上の距離を保って飛行させること
- 祭礼・縁日等多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
- 危険物を輸送しないこと
- 機体から物を落下させないこと
国土交通料の定めているドローンの飛行ルールと大きくは変わりません。
特に注意が必要な点は2番です
目視(直接肉眼による)範囲内で機体とその周囲を常時監視して飛行させること
ドローンレンタルセンターの場合は、基本的には目視内飛行を行って欲しいようです。
もちろん、目視外飛行は特定飛行に該当するため、操縦者が国土交通省へ許可・承認を得る必要があります。と利用規約に記載があります。
ただ利用規約にルールを守ってくださいと記載があるので、何があった時に保険などが適応されない可能性もあります。
基本的には目視内飛行をした方がよさそうですね。
機体保険の適応にも、利用規約に反する場合は適応外に該当するので、目視外飛行は難しいそうです。
返却時の注意
機材の梱包忘れがあった場合、代替品の購入費用を支払う可能性があります。
例えば、バッテリーなどドローンを飛ばすために、重要な部品の梱包忘れがあると、次に使う予定の人が使用できません。
次に使えるように準備するには、ドローンレンタルセンターで用意するしかありません。
その代替えの購入費用を梱包を忘れて利用者で支払う必要があります。
そうならないように、梱包忘れがないようにしっかり確認をしましょう。
過失による破損
ドローンレンタルセンターで借りれるドローンは、機体保険には加入してます。
しかし、保険で賄えない費用に関しては、実費の請求があるようです。
利用規約に、保険で賄えない実費について記載があります。
- 点検費用
- 修理費用
- 部品費用
加えて、ドローンをメーカーに修理依頼し、その場合は貸出ができなくなるため、営業損失費用も請求されることがあるようです。
無理な飛行はせずに、安全なフライトができるように借りる側も準備が必要になります。
ドローンレンタルセンターのまとめ
この記事ではドローンレンタルセンターを分析してみました。
スクールを運営したり、大手テレビ局とお仕事をしているので、しっかりドローンのルールを理解している会社な印象を受けました。
特にドローンレンタルセンターはドローン国家試験を自力で合格を目指している人にとっては良いサービスだと思いました。
Mavic3 Classicが国家試験実地の試験機ですので、Mavic3 Classicを使って操縦の練習できれば合格に間違いなく近づくでしょう。
少し前まで試験機だったPhantomをレンタルしている会社はかなりありますが、Mavic3 Classicをレンタルしている会社はまだまだ少ないです。
レベル3.5の話を新しく創設されたので、今後、ドローン国家資格が活躍する部分も増えていくでしょう。
▶︎ 【参考資料】国土交通省資料 無人航空機に係る取組の方向性に
ぜひ国家資格の実技練習に困っている人はレンタルをしてみてください。
最後までありがとうございました。
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