- ドローンの機体登録番号はどこに表示すればいいの?
- ドローンを飛ばしている人はどこに貼ってるの?
- 機体登録も終わって、初飛行に向けての準備は何をすればいい?
ドローンの機体登録がDIPS2.0でなんとか終わり、機体登録の番号をどこに、どんな風に貼ればいいのか?疑問に感じていませんか?
この記事では、今年からドローンをはじめて、積極的にドローンフライトを楽しんでいる著者から紹介します。
機体登録記号の表示は、ルールをしっかり守れば、特に悩む必要はありません。
ドローン機体登録番号の記載方法がわかったら、まもなく初フライとですね。
これから初フライを備えている人に役立つサービスがあるので、一緒に紹介します。
スクールでは教えてもらないドローンを飛ばし方から、空撮の動画の編集まで、体系的にわかるようになるサービスです。
ぜひ最後まで読んでください。
機体登録記号を実際に表示しているドローンの画像を見たい人はこちらから
ドローン機体登録番号の表示方法
国土交通省の資料を確認すると、表示方法のルールを5つを紹介します。
- 物理的に表示
- 装飾体でないアラビア数字又はローマ字の大文字により、耐久性のある方法で、鮮明に表示しなければならない
- 登録記号は、無人航空機の胴体のうち、容易に取り外すことができない部分の表面であつて外部から容易に確認できる場所に表示しなければならない。
- 登録記号の表示に使用する文字及び数字の高さ
- 登録記号の表示の色
物理的に表示する
「 物理的」という意味をWikipediaで調べてみました。
https://ja.wiktionary.org/wiki/物理的
と記載がありました。
「 目で見て、わかるようにする」という認識で問題ないようです。
例えば、QRコードを掲載して、読み取れば、番号がわかる。
このようにはできないということですね。
装飾体でないアラビア数字又はローマ字の大文字により、耐久性 のある方法で、鮮明に表示しなければならない
シンプルな文字で、かつ鮮明に機体を表示することが求められています。
機体番号は、アルファベットの大文字「JU」から始まり、10桁の数字で表現されます。
表示方法について紹介します
無人航空機の材質や、飛行形態に応じ、登録記号を印字したシールの貼付、油性ペンでの記載、スプレ ーによる塗装、刻印などから適切な方法を選択することができる。
無人登録機登録制度
と記載があります。
誰もが読める文字で、消えなければ、どんな方法でも良いという認識で問題なさそうです。
登録記号は容易に取り外すことができない部分で容易に確認できる場所に表示しなければならない。
表示する方法がわかったので、表示する場所を紹介します。
登録記号の表示の目的は、ドローンを墜落した時に、所有者をしっかりわかるようにすることです。
プロペラの腕の部分に記載した場合は、墜落して、折れるとドローン本体から、機体登録番号が分かれる形になります。これでは意味がないです。
機体番号を表示させる場合は、ドローンの本体に表示させてくださいね
プロペラ部分でもなく、バッテリー部分でもなく、本体に記載することによって、登録番号表示のルールに遵守できます。
登録記号の表示に使用する文字及び数字の高さ
機体登録番号を表示する時は、文字の大きさも指定がありますので、使っている機体によって文字サイズを変更する必要があります。
①重量の25kg未満の場合… 3mm以上
②重量の区分が25kg以上の場合… 25mm以上
これからドローンのフライトと楽しもうとワクワクしている人が読んでいると思うので、①の人が多くを占めていると思います。
登録記号の表示の色
表示ルールの最後は、文字の色です。
表示する場所の地色と鮮明に判別できるものでなければならない。
機体が黒っぽいドローンでなければ、基本、黒文字で良いです。
このルールを遵守すると、機体番号がしっかり見えれば、何色でも良いということになります。
実際に機体番号を表示しているドローンの紹介
著者はDJIのAir2Sを所有しています。
このドローンの胴体部分に画像のように、機体番号を表示しています。
誰もが見たらわかるように、表示できています。
この番号はテプラを使って、表示しています。10回以上フライトをしていますが、シールが剥がれそうな印象は全くありません。
ドローン仲間も、多くの人が画像のようなに表示していました。
手書きの人はほぼいません。
テプラを持っていない人は、Amazonから購入できます
ドローンの機体登録する理由や、機体登録に必要なものを理解している人は、ドローンの飛行方法から動画編集まで体系的学べるサービスを紹介します!
記事内で紹介していますので、こちらをクリックして下さい。
なぜドローンに機体登録番号を表示するの?
ドローンの機体登録制度は、2022年6月20日から義務化されました。
重さが100g以上のドローンが対象です。すべてのドローンが機体の登録が必要なわけではないです。
登録されていない無人航空機は、飛行させることができなくなりました。
【機体登録をする理由】ドローンの所有者を明確にしたいから
ここ最近で、ドローンは様々な場面で活用されています。空撮、農薬散布、建物調査など、急激に利用されています。反面、利用が増えると事故も増えます。安全を確保するために、機体登録制度が始まりました。
機体登録制度は、車でいう「ナンバー 制度」と同じとイメージして下さい。
ナンバーがあることにより、所有者が明確になります。
万が一、ドローンを墜落させてしまい、その場にドローンを放置して、立ち去ることが機体登録することによってできなくなります。
もし、墜落させてしまった場合は、適切な対応を行いましょう
【機体登録をする理由】事故等の原因究明や安全上必要な措置の確実な実施を図る
登録することにより、ドローンの所有者が明確になります。所有者が明確になることにより、事故の原因究明も可能になります。
墜落原因が、ドローンに原因あった場合は、同じドローンを持っている人に注意喚起や、飛行の中心をより早く呼びかけることが可能になります。
墜落原因が、どのような飛行をしたことにより墜落に繋がったか、原因が明確になります。
墜落原因がデータと集積されることにより、より精度の高い注意喚起が可能になりますので、安全確保につながります。
【機体登録をする理由】安全上、問題のある機体の登録拒否
事前に問題のあるドローンを、飛ばせなくするためです。
違法な改造されたドローンや、安全が担保されていないドローンを機体登録制度を使って排除できます。
ドローンの機体登録を行う際に、ドローンの仕様に関する情報を入力する必要があります。
DJIなどの有名なメーカーのドローンは、簡単に登録することが可能ですが、自分で作ったドローンや改造したドローンなどを登録する時は、ドローンの詳細を細かく入力する必要があります。
安全が確保できていないドローンは、登録できないようになっています
ドローンの機体登録をする方法と免除される機体
無人航空機(ドローン)の登録方法は以下の通りです。機体登録にするには、リモートIDが必要となります。リモートIDが対応していないドローンを登録させる場合は、ドローンにつける外付けのリモートIDが必要ですので、注意が必要です。
ドローンの機体登録方法
登録はオンラインの登録システムを使用するか、郵送で行うことができます。
ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)を使用してオンラインで申請を提出します。
申請書様式に必要事項を記入し、参考となる事項を添付して郵送で提出します。
登録及び更新の手数料は、申請方法及び本人確認の方法毎に異なります。手数料はクレジットカードやPay-easy(ペイジー)による納付が可能です
無人航空機の登録の申請においては、無人航空機の種類、型式、製造者、製造番号、所有者の氏名又は名称及び住所、使用者の氏名又は名称及び住所、申請の年月日などを記載した申請書を提出します。
登録の有効期間は3年間です。更新申請は、有効期間の満了日の1ヶ月前から有効期間の満了日までの間に行います。
無人航空機の登録事項に変更の事由が発生した場合、変更の事由が発生した日から15日以内に変更の届出を行います。
無人航空機の登録事項に係る抹消事由が発生した場合、抹消事由が発生した日から15日以内に登録の抹消を申請します。
機体登録に必要なもの
機体登録に必要なものは、リモートID、本人確認書類、登録料
リモートIDは、すでにリモートID対応済のドローンを持っていれば、追加で用意する必要はありませんが、リモートIDを未対応の機体の場合は、外付けのリモートIDを購入する必要があります。
本人確認書類は、オンライン申請と、郵送申請の場合で使える書類が異なります。
オンライン申請の場合
- マイナンバーカード
- GビズIDのアカウント
- 運転免許証又はパスポート及び顔面の画像データ
マイナンバーカードを使った機体登録がおすすめです。機体登録には、登録手数料を納付する必要があります。
マイナンバーカードと、GビズIDのを使うと、最安値の1台あたり900円で登録ができます。免許書や、本人確認を郵送する場合は、料金が異なり、1450円です。マイナンバーカードとGビズIDと異なり、500円程度、高くなります。
GビズIDとは?
行政手続等において手続を行う法人を認証するための仕組みです。1つのID・パスワードで本人確認書類なしで様々な政府・自治体の法人向けオンライン申請が可能になります。
引用元:デジタル庁
機体登録が免除されるドローン
機体登録が免除されるケースの詳細は以下の通りです
- 重量が100g未満の無人航空機
-
これらの小型のドローンは、その小さなサイズと軽量さから、他の航空機や地上の人々や物件に対する危険性が非常に低いと考えられています。
- 屋内で飛行する無人航空機
-
建物内等の屋内で飛行するドローンは、公共の空間ではなく私有地内でのみ運用されるため、登録の必要がありません。
- 事前登録期間中に登録手続きを 行った無人航空機
-
無人航空機の登録制度の施行前(2022年6月19日)までの事前登録をしている人は不要です
- あらかじめ国に届け出た特定区域(リモート ID 特定区域)の上空で行う飛行
-
特定の区域での飛行ではありますが、対応は必要です。無人航空機の飛行を監視するための補助者の配置、区域の範囲の明示などの必要な措置を講じた上で 行う飛行
- ドローンを係留した飛行
-
十分な強度を有する紐など(長さが30m以内のもの)により係留してから飛行を行う
- 警察庁、都道府県警察又は海上保安庁が警備その他の業務でドローンを飛ばす
-
警察庁、都道府県警察又は海上保安庁が警備その他の特に秘匿を必要とする業務のために行う飛行
これらのケースは、無人航空機の運用が他の航空機や地上の人々や物件に対する危険性が低い、または特定の規定により免除される場合に限られます。それ以外の場合、無人航空機の運用には機体登録が必要となります。
もし機体登録をしなかった場合は、どうなるの?
ドローンの機体登録について、紹介してきました。ドローンの機体登録は義務化されているので、登録しないでドローンを飛ばした場合は、法律違反になります。ではどのような罰則があるのか?どのように取締を行なっているかについて紹介します。
登録しなかった場合は、違反になります。
無人航空機(ドローン)の機体登録をしない場合、日本の航空法により罰則が適用される可能性があります。
具体的には、無人航空機の登録を怠った場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
車でオービスを光らせる以上の、罰則です。
▶︎【参考情報】 国に登録しないままドローンを飛ばした疑い2人を書類送検
ドローンの登録に有無はどうやって確認している?
リモートIDは、静的情報と、動的情報を1秒に1回以上常に発信しています。
個人情報にあたる所有者や使用者の情報は発信されません。リモードIDの発信する情報だけでは、誰が飛ばしているかまでは、わからないようになっています。
- 無人航空機の製造番号
- 登録記号
- 位置
- 速度
- 高度
- 時刻などの情報
リモードIDの確認方法
リモートIDは飛行中のドローンから登録記号を電波に乗せて送出する送信機です。
警察官や航空局や重要施設管理者、が受信機でリモートIDの電波を受信して、国交省の登録システムに照会することで、所有者情報等がわかるというシステムになっているようです。
ルールを守ってドローンを楽しもう
ドローンは、守るべきルールがたくさんあります。今回は、ドローンの機体登録について紹介しました。
機体登録以外にも守るべきことがたくさんあります。
一方、ドローン産業は、これからもまだまだ伸びいるので、今、ドローンを挑戦することによって、先行者利益の恩恵を受けれる可能性も大きくなるはずです。
▶︎ 【2023年最新】ドローンの仕事の将来性と求人動向を徹底解説!
ドローンを自由に飛ばす方法
ドローンを飛ばすためには、守るべきルールがたくさんあります。守るべきルールがわかれば、ドローンは非常に楽しむことができます。
ドローンを自由に飛ばしたい人は、下記の情報を参考にして下さい
▶︎ ドローンを自由に飛ばす!飛行禁止区域と特定飛行を避ける方法を徹底解説
ドローンを体系的に学べるサービス
このサービスは、ドローン系YouTuberの藤本ひろきさんが、作成したオンライン講座です。
「ドローンは資格がないと飛ばせないんでしょ?」と質問をよく頂きますが、決してそうではありません。
すでに民間資格のスクールのみで、十分に学べましたでしょうか?
著者も、民間資格の講座を受講し、UAS Level2資格を取得しましたが、ドローンの技術面や動画の編集の面では少し不安がありました。
同じ悩みを持っている人にぜひ使ってもらいたいサービスです。
このページからこのサービスを購入していただくと、5%のクーポンが適用されます。このクーポンも期限つきとなっていますので、ぜひこの機会に購入してみて下さい。
\ 今なら、5%クーポン配信中!/
ドローン機体登録番号をどこに表示するか?のまとめ
登録機体番号は、ドローンの本体に表示させましょう。バッテーリー部分や、プロペラの腕の部分には表示することはできないの注意が必要で。
これからドローンを購入する人は、リモートIDが対応しているドローンを購入して下さい。少しでも安いドローンを購入しようとすると、リモートIDを追加で購入する必要がありますので、余計な出費につながります。
ドローンはめちゃくちゃ楽しいです。今まで見ることが出来なかった風景や、体験に出会うことが出来ます。
ぜひ、一緒にドローンライフを楽しみましょう!
コメント